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化学療法部

近年、化学療法はがんの治療においてますます重要な位置を占めるようになってきています。また、外来投与可能な薬剤の開発や投与法の改良、G-CSF・制吐剤の開発などによる支持療法の進歩などにより、外来での化学療法も通常のこととなってきています。

外来で化学療法を行うことにより、患者さんの日常生活への支障が少なくなりより高いQOLが期待できるという利点もあります。このような背景のもとで、病院での外来を含めた化学療法の体制を整備し、より円滑に治療を行うことを目的に、2009年4月1日に化学療法部が新設されました。

化学療法部では各種委員会・ワーキンググループ・キャンサーボードなどに関与し、化学療法プロトコールの管理や外来化学療法室・院内での化学療法体制の整備などをすすめております。また、診療面では主に外来化学療法室での患者さんへの対応に携わっています。

診療実績

現在のところ、1か月あたりのべ160人前後の患者さんに外来化学療法を施行しております。また、がんに対する抗がん剤投与のほか、間節リウマチや炎症性腸疾患に対する抗体製剤の投与も行っております。

2008年7月から2009年6月にかけての外来化学療法室における診療科別利用患者数を以下のグラフに示します。

外来化学療法室稼働状況

外来化学療法室稼働状況

スタッフ一覧

役割 職種 氏名 兼務・所属 資格
部長 教授 柴田 浩行 臨床腫瘍学講座
腫瘍内科
日本臨床腫瘍学会・がん薬物療法専門医
日本臨床腫瘍学会・認定指導医
日本臨床腫瘍学会・暫定指導医
日本がん治療認定医機構・がん治療認定医
日本内科学会・認定内科医
日本内科学会・指導医
副部長 講師 大塚 和令 臨床腫瘍学講座
腫瘍内科
日本臨床腫瘍学会・がん薬物療法専門医
日本がん治療認定医機構・がん治療認定医
日本内科学会・認定内科医
日本内科学会・指導医
日本内科学会・総合内科専門医

主な設備あるいは検査等可能な項目

以下のスタッフで外来化学療法室での診療に従事しています。

  • 化学療法部部長 柴田 浩行
  • 化学療法部副部長 1名
  • がん化学療法看護認定看護師 1名
  • 専任看護師 2名
  • 専任薬剤師 1名
  • 兼任薬剤師 3名

業務内容の特徴

外来化学療法室内

外来化学療法室には6床のリクライニング・シートと1床のベッドがあり、それぞれにDVD付のTVが備わっており、患者さんは楽な姿勢でTV・映画・音楽などを楽しみながら治療を受けられます。飲食も可能です。外来化学療法を安全・円滑に施行するために様々な工夫がなされております。

外来化学療法室で治療を受けることになった患者さんには、開始前日までに外来化学療法室に立ち寄っていただきオリエンテーションを実施しています。

治療当日は各診療科での診察を受けた後にオーダリングシステムに化学療法の実施指示が入力され、その指示をもとに薬剤師が無菌的に薬剤を調整します。レジメンはあらかじめプロトコール委員会での審査を経て事前登録されており、薬剤の過量投与などがないか、オーダリングシステム・医師・薬剤師・看護師らによる多重チェック機構が働きます。

投与中はそれぞれの患者さんの状況や各薬剤の特徴に応じた副作用のチェックなどが行われ、副作用には迅速に対応するよう努めております。また患者さん自身の副作用対策や自己管理について、スタッフが適宜相談に応じております。他の業務にも追われる各診療科の外来処置室での治療にくらべ、より化学療法に集中した環境で治療ができ安全面でも好ましく、患者さんにとっても快適である場合が多いようです。

以下に外来化学療法の大まかな流れを示します。

外来化学療法の流れ

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