血液浄化療法部Division of Blood Purification

診療内容・特色

 高齢化や糖尿病の増加に伴い末期腎不全患者数は増加の一途を辿り、本邦で維持血液透析療法を受けておられる患者さんは2011年についに30万人を超えました。秋田県でも同様に血液透析患者数は増加しており、今後ますます血液浄化療法の需要が高まることが予想されます。また難治性疾患に対する病因関連物質の除去を目的とした治療法・治療機器の進歩により、血漿交換療法が様々な疾患に応用されるようになりました。

    当科では、以下の取り組みを各科との連携のもと、積極的に行っています。
  1. 外来・入院末期腎不全患者の維持血液透析療法
  2. 腎移植患者に対する抗体除去療法
  3. 急性期重症患者に対する持続血液濾過透析療法
  4. 各種難治性疾患(代謝疾患、自己免疫疾患、神経疾患、薬物中毒、エンドトキシンショックなど)に対する血漿交換療法
  5. 潰瘍性大腸炎に対する白血球・顆粒球除去療法
  6. 難治性腹水に対する腹水濾過濃縮
  7. バスキュラーアクセス手術、経皮的血管拡張術などのインターベンション治療、透析合併症治療

研究:当院での豊富な腎移植件数を生かした抗体除去療法を中心とした至適脱感作プロトコールの検討とその合併症対策など。


透析室


水質浄化・管理システム


二重膜濾過血漿分離交換法
(加湿式リサキュレーション法)

取り扱う主な疾患(病態)

  • 慢性・急性腎不全
  • 敗血症性ショック
  • 劇症肝炎
  • 薬物中毒
  • 潰瘍性大腸炎
  • 高LDL血症
  • 自己免疫疾患(グッドパスチャー症候群など)
  • 神経疾患(重症筋無力症など)
  • 血液疾患(血栓性血小板減少性紫斑病など)
  • 難治性腹水など

取り扱う主な設備

品名 数量 用途
逆浸透水処理装置
(熱酸洗機能あり)
1 透析用水の浄化装置
透析液供給装置 1 透析液を希釈し、供給する装置
透析用監視装置
(on-lineHDF対応)
8 患者状態を把握する血液浄化装置
個人用透析監視装置 1 個人用の患者状態把握用血液浄化装置
持続血液浄化装置 2 持続的血液濾過透析装置
プラズマフェレーシスモニター 1 血漿用浄化装置
スケールベット 9 重症患者の透析中体重測定装置
生体情報モニタ 2 連続的な血圧測定装置
デジタル体重計 1 透析前後の体重測定用装置
シリンジポンプ 2 注射器用の薬剤持続注入用機器
輸液ポンプ 6 点滴用薬剤静注用機器
クリットラインモニター 1 透析中の血液の状態を連続測定する装置
心電図モニター 4 心電図監視装置
透析情報管理システム 1 患者情報・治療状況等を集中管理

診療実績(2014~2016年)

血液透析療法 血漿交換療法(血漿交換、二重膜濾過、血漿分離交換法など) 持続緩除式血液浄化法 顆粒球除去療法 エンドトキシン吸着 腹水濾過濃縮再静注法 合計
2014.1.1~12.31 2,495 59 198 45 6 15 2,818
2015.1.1~12.31 2,276 39 62 33 8 20 2,438
2016.1.1~12.31 2,565 54 2 16 2 6 2,645

スタッフ一覧

役割 職種 氏名 兼務・所属 資格
部長 教授 羽渕友則 泌尿器科教授 泌尿器科指導医
副部長 准教授 成田伸太郎 泌尿器科指導医、透析指導医
臨床工学技士長 小林浩悦 臨床工学センター 臨床工学技士
臨床工学技士 伊藤由乃 臨床工学センター 臨床工学技士
事務補佐員 山本嘉子

ホームページアドレス

http://www.med.akita-u.ac.jp/~hinyoki/

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