医学部長あいさつ

総合診療医センターは、地域において幅広い領域の疾患等を総合的に診ることができる医師を養成するための拠点を都道府県横断的に整備することを目的として、厚生労働省からの財政的支援により2020年度から行われているプログラムにより発足しました。

日本においては、医療の高度化と専門化が進む一方で、急速な高齢化が進行しています。高齢化社会においては、患者がひとりで複数の病気を抱えていることも稀ではなく、さらに生活上の課題を抱えていることも多くあります。
従って、これらを総合的に診ることができ、地域包括ケアにおいても中心的な役割を担える医師が求められているのです。中でも我が秋田県は、2013年において高齢化率は30%を超え、全国でが最も高い県となっており、2040年には43.8%にのぼると予測されています。 地域が医療に求めているのは、まさに総合的な診療能力を持った医師ではないでしょうか。

そこで、本学においては、附属病院に「総合診療医センター」を設置し、さらに東北日本海側に県を横断した総合診療研修施設間の広域ネットワークを構築し、経験豊富な指導医による一貫した指導体制のもと、卒前教育から専門研修やその後のキャリアパスの構築、そして医師の生涯教育に至るまで継続的に行うことにより、地域医療の現場に総合診療体制の充実を図ることとしました。広域ネットワークには、総合診療において実績のある千葉県亀田ファミリークリニック館山、千葉県安房地域医療センター並びに宮城県みちのく総合医療医学センターをはじめ、山形県日本海総合病院、青森県十和田市立中央病院にも加わっていただいています。
本センターは、地域医療を支えるとともに、総合的診療能力を有する医師の育成をおこなうために、大学入学前の高校生から現役医学生、初期臨床研修医、専攻医、そして現役の医師の方々に向けての様々な教育プログラムを準備しています。多くの医学生、医師を目指す高校生、現役の医師の皆さんには是非関心をもって見ていただき、参加していただきたいと思います。

このプロジェクトには秋田県、県医師会及び秋田県内の医療機関はじめ、地域の皆様のご理解とご協力が必須です。
秋田県の地域医療を支える皆様方のご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。

医学部長 尾野 恭一

附属病院長あいさつ

秋田県は高齢化、人口減少率ともに全国一です。このような中では地域医療も今の形のままでは成り立ちません。全ての地域中核病院が百貨店のように全ての診療科の医師を揃えることはできません。一方、高齢の患者さんは病気の百貨店です。今までのやり方では地域の患者さんの健康を守ることはできません。当院の総合診療医センターは新たな医療のあり方を模索して、不可能を可能にする「総合診療能力を持った医師」を育成します。そして日本の未来の医療モデルを作っていきます。

附属病院長 南谷 佳弘

センター長あいさつ

総合診療医センター(通称GPセンター)のホームページをご覧頂きありがとうございます。

多くの医師が、その道を選ぶときに、「人の役に立ちたい」と思っているはずです。

もしかしたら総合診療医の解釈は色々あるかもしれませんが、自分にとっての総合診療医は「患者さんとその家族、地域のニーズに応える努力を継続して行う医師」だと思っています。実は、秋田にはそんなお医者さんがたくさんいて、今この瞬間も、医療の最前線で頑張っています。
これまでそういったお医者さんたちの多くは、仲間を探すことからスタートして、道なき道を開拓してきたように思います。もっと「総合的に診る専門性」を高めるためのシステムがあったら素敵ですよね。私たちGPセンターは、全てのお医者さんに総合診療のマインドを涵養し、つなぎ、育てるという目的のために発足しました。 みなさんといっしょに楽しく学びあいたいと思っています。どうぞお気軽にGPセンターを使ってください!

総合診療医センター長 植木 重治