患者さんへの遺伝に関する情報提供と心理支援を目的とした、遺伝カウンセリングを行っています。カウンセリングは、日本人類遺伝学会の認定する臨床遺伝専門医、および遺伝看護専門看護師が担当し、幅広い領域の相談に対応するよう努めています。遺伝学的検査の施行が望ましい場合には、適宜、他大学への連携/患者紹介、各診療科研究室での診断、他施設(または外注)での検索依頼なども行い、引き続き意思決定のサポートをしています。
2016年11月1日より臨床研究としてNIPT(無侵襲的出生前遺伝学的検査)を実施しております。
詳細は、遺伝子医療部のHPをご覧ください。
染色体異常 | 不均衡型相互転座、ダウン症候群、ターナー症候群、ロバートソン転座 染色体モザイク、部分トリソミー、部分モノソミー、ほか |
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内分泌・代謝異常 | Wilson病、オルニチントランスカルバミラーゼ欠損症、新生児糖尿病、家族性(遺伝性)糖尿病、骨形成不全症 |
心血管 | マルファン症候群、エーラースダンロス症候群、オスラー病、QT延症候群疑 |
神経筋疾患 | 筋緊張性ジストロフィー、福山型筋ジストロフィー、Duchenne型筋ジストロフィー、Rett症候群、チック症、トウレット症候群の疑い、てんかん、PIGN異常、脊髄性筋萎縮症 |
周産期 | NIPT、習慣性流産、羊水検査説明、高齢妊娠、胎児臍帯ヘルニア、横隔膜ヘルニア |
精神疾患 | 精神運動発達遅延 |
先天異常 | 先天異常 口唇口蓋裂、Coffin Siris症候群、鰓弓腎症候群 |
耳鼻科 | 先天性難聴 |
腫瘍性疾患 | Lynch症候群、家族性大腸腺腫症、家族性乳がん卵巣がん症候群関連、褐色細胞腫、骨髄異形性症候群 |
その他 |
相談内容は、周産期では出生前診断に関してのご相談、次子の再発危険率について、成人領域では遺伝性疾患の発症前診断や成人発症リスクについて、などが多くありました。
2020年4月より保険診療で実施できる遺伝学的検査が増えたこと、今後がんゲノム医療がすこしずつ拡大されることに伴い、遺伝医療に触れる機会はさらに増えると考えられます。ご本人やご家族がその情報を有効に利用できるよう、真摯に取り組んでいきます。
遺伝カウンセリングは、完全予約制です。
下記へおいでくださるか、お電話にてお申し込みください。
受付場所:遺伝カウンセリング受付窓口
電話:018-884-6575(直通電話)
受付時間:9:00~15:00
費用:遺伝カウンセリングは一部の疾患をのぞいて自費となります。
カウンセリング料は初回4,400円、2回目以降は2,200円がかかります。
保険診療となる条件を満たしている場合は、保険算定となります。ご不明な点はお問い合わせください。
高橋 勉 | |||||
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役割 | 部長 | 職種 | 教授 | 専門領域 | 小児科学 内分泌代謝疾患 |
資格 | 臨床遺伝専門医 | ||||
三浦 広志 | |||||
役割 | 副部長 | 職種 | 助教 | 専門領域 | 周産期医学 |
資格 | 臨床遺伝専門医 | ||||
高橋 郁子 | |||||
役割 | 職種 | 講師 | 専門領域 | 小児科学 内分泌代謝疾患 |
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資格 | 臨床遺伝専門医 | ||||
野口 篤子 | |||||
役割 | 職種 | 助教 | 専門領域 | 小児科学 先天代謝異常症 |
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資格 | 臨床遺伝専門医 | ||||
納富 理絵 | |||||
役割 | 職種 | 看護師 | 専門領域 | 臨床遺伝学 | |
資格 | 遺伝看護専門看護師 |