漢方外来 Kanpogairai

診療内容・特色

秋田大学医学部附属病院では,「健康な心と病気になりにくい身体を作り,いわゆる健康創成の立場で治療を実践すること」を理念として漢方外来を開きました。

ここでは,西洋医学に加え漢方を専門に学んだ医師により,脈診・舌診・腹診など東洋医学の伝統的な診断方法に基づいて,個々の患者様に最も適した伝統的な漢方薬による治療を行っております。治療時に処方される漢方薬は保険適用となっているエキス剤がほとんどなので,経済的負担も少なく安心して専門家の治療が受けることができます。

また,疾患の種類や程度によっては秋田大学医学部附属病院の様々な診療科と連携し,各分野の専門家とともに治療を進めて行きます。どうぞお気軽にご相談下さい。

漢方医学の特徴

漢方医学の特徴は診断された病名に対して漢方薬が処方されるのではなく,病状に対して漢方薬が処方される点にあります。また,漢方医学は身体全体の「ゆがみ」の改善や「バランス」を是正する事,いわゆる全人的な治療を目指しています。

したがって同じ病名でも患者様により薬が異なりますし,違う病気でも同じ薬になる事もあります。

対象疾患について

様々な疾患に対して,漢方医学の理論に基づいた治療を行います。現在秋田県においても高齢化社会を反映して,一人の患者様が様々な疾患を同時に抱える様になってきています。

また,環境の変化も含め,病気の種類が多様化するとともに,多くの治りにくい慢性化した病気が多くなってきております。

漢方外来ではこのような患者様の症状を少しでも取り除けるようにしたいと考えておりますので,どんな些細な症状でも遠慮せずおっしゃって頂ければと思っております。

外来受付及び診療について

漢方外来は毎週火曜日の14:00~16:30に漢方外来診察室で行います。

漢方外来当番(2025年 1月~)

中永 士師明(漢方外来長)と引地 悠(副外来長)が担当しています。

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