医療安全管理部Division of Medical Security and Patient Safety

特色

当部門は、医療事故などの防止と患者さんの安全性を確保するために、2001年5月に医療安全管理室として発足し、2009年4月に医療安全管理部へ名称が変更され現在に至っております。病院長のもと、専従の医師1名、看護師2名、薬剤師1名と事務職員1名を中心に、下記スタッフが医療安全担当者となって当院の医療安全が高いレベルに維持されるよう、日々取り組んでおります。さらに、各科・各部署のリスクマネージャにそれぞれの部署を管轄いただき、医療事故を最小限にとどめるシステム作りや、全職員参加の生涯教育活動を促進しています。

当院は県内唯一の特定機能病院として、高度医療を要する患者さんを積極的に受け入れ最先端治療を提供しています。医療安全面でも特定機能病院にふさわしい活動を求められており、技術や知識といったテクニカルスキルと、チームワーク、リーダーシップ、コミュニケーションといったノン・テクニカルスキル、両方の向上をめざしています。医療安全は、患者さんの願いであると同時に、我々にとっては、快適な職場環境のもっとも基盤になるものの一つです。すべての職員の皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。


研修会の様子

活動内容

 医療安全管理部では各部門のリスクマネジャーと協力して、医療安全の確保と医療の質の向上を図るために以下の業務を行っております。

  1. 医療安全管理のための指導や職員研修の企画・開催
  2. 医療安全対策マニュアルの作成・周知・見直し
  3. 病院各部門の巡回、医療安全対策の実施状況の把握
  4. インシデント報告の調査・分析・改善策の立案
  5. 医療安全管理部担当者会議、リスクマネジャー会議の運営
  6. 診療記録・看護記録の記載確認や必要に応じた指導
  7. 患者さんやご家族への説明など、事故への対応の指導

診療実績

  1. 年間約5,000件のインシデント報告を収集・分析(図)
  2. 全職員を対象に院内研修会を年5回以上企画・開催(写真)
  3. 安全管理に対する職員への周知及び意識の啓発のため、毎月「医療安全ニュース」を発行
  4. 2022年度は14件の事例を、医療安全管理部担当者会議・医療安全管理委員会で検討

年度 (西暦) 件数
H16 2004 2,402
H17 2005 2,429
H18 2006 2,613
H19 2007 2,691
H20 2008 3,426
H21 2009 3,424
H22 2010 3,420
H23 2011 3,735
H24 2012 4,080
H25 2013 3,873
H26 2014 3,778
H27 2015 4,086
H28 2016 4,974
H29 2017 4,963
H30 2018 5,037
R1 2019 5,034
R2 2020 5,179
R3 2021 4,917
R4 2022 4,472
R5 2023 4,594

スタッフ一覧

清水 宏明
役割 医療安全管理責任者 兼務 副病院長
木村 哲
役割 部長・GRM 専従 医療安全管理部准教授
笹渕 航平
役割 副部長・GRM 専従 薬剤主任
小林 育子
役割 副部長・GRM 専従 看護師長
豊野 学朋
役割 担当者 兼務 小児科医師
渡邊 剛
役割 担当者 兼務 消化器外科医師
山田 楼子
役割 担当者 兼務 副看護部長
奈良 美保
役割 担当者 兼務 輸血細胞治療・移植再生医療センター副部長
赤嶺 由美子
役割 担当者 兼務 副薬剤部長
髙橋 智映
役割 担当者 兼務 中央検査部技師長
佐藤 浩司
役割 担当者 兼務 中央手術部副部長
石川 陽子
役割 担当者 兼務 院内感染管理者
小林 浩悦
役割 担当者 兼務 臨床工学技士長
大坪 徹也
役割 担当者 兼務 医療情報部長
柴田 広実
役割 担当者 兼務 医療サービス室長
高野 裕史
役割 担当者 兼務 歯科口腔外科医師
鈴木 真輔
役割 担当者 兼務 耳鼻咽喉科医師
福田 耕二
役割 担当者 兼務 腫瘍内科医師
須藤 貴子
役割 担当者 兼務 地域医療患者支援センター担当看護師長
佐藤 容子
役割 担当者 専任 医療安全管理部担当副看護師長
照井 正信
役割 担当者 兼務 中央放射線部技師長

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