当科では脳血管障害、脳腫瘍、機能的疾患の診断と外科治療、定位放射線治療を中心に診療を行っています。脳血管障害では、くも膜下出血、MRIの普及により発見される機会が増えた未破裂脳動脈瘤、頚部頸動脈狭窄症、バイパス術をはじめ、手術が難しい脳動脈瘤や脳動静脈奇形を治療しています。開頭手術と脳血管内治療を病態に応じて適用し、術中モニタリング等を用いた観察を行い、安全性、確実性の向上に努めています。また、脳梗塞の危険因子に関し啓発を行い、脳卒中の予防に努めています。脳腫瘍に対しては、脳機能マッピング、CTやMRIの画像データをもとにした3Dシミュレーションを術前に行い、手術ナビゲーションシステムや電気生理学的モニタリングを導入し、安全、確実な手術を行い、手術後の機能障害を最小限に抑えています。悪性腫瘍には化学療法、放射線療法も行っています。機能的疾患は、三叉神経痛、顔面痙攣、水頭症などに対する外科治療、保存的治療を行っています。定位放射線治療は放射線科と共同で、転移性脳腫瘍や手術が困難な良性脳腫瘍、脳動静脈奇形などの治療を行っておいます。。
頭部外傷、その他脳神経外科的疾患
脳腫瘍(開頭・生検その他) | 84件 |
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血管障害 開頭術 | 43件 |
血管障害 血管内治療 | 37件 |
頚動脈手術(内膜剥離術・ステント留置術) | 23件 |
機械的血栓回収療法・血栓溶解療法 | 35件 |
外傷 | 11件 |
水頭症 | 9件 |
その他 | 19件 |
定位放射線治療 | 125件 |
計 | 386件 |
※10:30以降は予約された方のみ受診できます
曜日 | 受付時間(予約を除く) | 受付 | 診療内容 |
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月曜 | 8:30 ~ 10:30 | 新患・再来 | 脳血管障害・良性腫瘍 脳神経外科一般 |
火曜 | 8:30 ~ 10:30 | 新患・再来 | 脳血管障害 脳神経外科一般 |
水曜 | 8:30 ~ 10:30 | 新患・再来 | 定位放射線治療 脳神経外科一般 |
木曜 | 8:30 ~ 10:30 | 新患・再来 | 脳血管障害 良性腫瘍 悪性腫瘍 脳神経外科一般 |
金曜 | 8:30 ~ 10:30 | 新患・再来 | てんかん 良性腫瘍 悪性腫瘍 脳神経外科一般 |
清水 宏明 | |||||
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役割 | 科長 (脳卒中包括医療センター センタ―長兼務) |
職種 | 教授 (医学博士) |
専門領域 | 脳神経外科 脳血管障害 |
資格 | 日本脳神経外科学会専門医 日本脳神経外科学会指導医 日本脳卒中学会専門医 日本脳卒中の外科学会技術指導医 身体障がい者第15条指定医(秋田市) 小児慢性特定疾患指定医(秋田県・秋田市) 指定難病指定医(秋田県) |
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高橋 佑介 | |||||
役割 | 脳卒中包括医療センター 副センタ―長 | 職種 | 講師 (医学博士) |
専門領域 | 脳神経外科 脳血管障害 |
資格 | 日本脳神経外科学会専門医 日本脳神経外科学会指導医 日本脳神経血管内治療学会専門医 日本脳神経血管内治療学会指導医 日本脳卒中学会専門医 臨床研修指導医講習会修了 |
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小野 隆裕 | |||||
役割 | 病棟医長・リスクマネージャー 医局長 |
職種 | 講師 (医学博士) |
専門領域 | 脳神経外科 |
資格 | 日本脳神経外科学会専門医 日本脳神経外科学会指導医 身体障がい者第15条指定医(秋田市) 小児慢性特定疾患指定医(秋田県・秋田市) 指定難病指定医(秋田県) 臨床研修指導医講習会修了 第33回山下太郎学術研究奨励賞(2022.6.1)受賞 |
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工藤 絵里奈 | |||||
役割 | 外来医長 | 職種 | 助教 (医学博士) |
専門領域 | 脳神経外科 |
資格 | 日本脳神経外科学会専門医 日本脳神経外科学会指導医 指定難病指定医(秋田県) 小児慢性特定疾患指定医(秋田県) 臨床研修指導医講習会修了 |
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齊藤 文菜 | |||||
役割 | 職種 | 医員 (総合臨床教育研修センター) |
専門領域 | ||
資格 | 日本脳神経外科学会専門医 日本脳神経血管内治療学会専門医 指定難病指定医(秋田県) 小児慢性特定疾患指定医(秋田市) 臨床研修指導医講習会修了 |
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青野 弘明 | |||||
役割 | 職種 | 医員 (高度救命救急センター) |
専門領域 | ||
資格 | |||||
鵜飼 雄哉 | |||||
役割 | 職種 | 医員 (高度救命救急センター) |
専門領域 | ||
資格 | |||||
須藤 冴子 | |||||
役割 | 職種 | 医員 | 専門領域 | ||
資格 | |||||
廣田 翔大 | |||||
役割 | 職種 | 医員 | 専門領域 | ||
資格 |
当科では、よりよい診断や治療の開発を目指し、様々な臨床研究を行っています。
臨床研究は患者さんからの同意(インフォームド・コンセント)を得て行われます。臨床研究のうち 患者さんへの侵襲や介入がなく、人体から取得された試料を用いず、診療情報などの情報のみを用いて行う観察研 究については、国が定めた倫理指針に基づき、オプトアウトという同意形式がとられることが一般的です。これは、研究 の目的や実施方法等についての情報を患者さんを含めた一般向けに公開し、患者さんが研究に自分の診療データを使用してほしくない場合は拒否の機会を保障するという同意の取り方です。
当科では以下のオプトアウトを用いた臨床研究を実施しています。いずれの研究でも、患者さんの個人が特定されるような情報は用いられず、たとえば、ある期間のある疾患の何十例、何百例の患者さんに一定の治療を行った場合の全体としての治療成績、などが学会発表や論文の形で社会に還元することを想定しています。研究のために自分のデータが使用されることを望まれない方は、下記文書内に記載されている各研究の担当者までお知らせください。
研究課題と詳細につきましては、秋田大学医学部附属病院臨床研究支援センター( https://www2.hos.akita-u.ac.jp/chiken/index.html)で公開しています。